料亭おせち

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料亭おせちのススメ

日本の伝統のひとつとして、「お正月にお節料理を頂く」という行ないがあります。五節供の中でも、もっともおめでたいとされていたお正月料理を、今でも伝統的な食文化として引き継いでいる日本という国は、なんて素晴らしいのだろうと思います。

 

お節料理には、いろいろな決まりごとがあります。重詰めには決まった形式がありますし、お重の段数によって、格段の構成も決まっていたりします。ご存知の通り、おせちに入れる食材には、それぞれの意味があり、それらの意味を皆で確かめ合い、これからの1年を無事に過ごしていくことを願います。

 

現代の日々の生活は忙しく、周りには西洋文化が溢れ、あらためて日本人であることの喜びや誇りを感謝する機会などないかもしれません。最近ではお正月にお節料理を食べない家庭も多いとも聞きます。日々の生活の延長でお正月を過ごしてしまう人も多いでしょうし、おせち料理にはあまり興味がないという人もいるでしょう。ハンバーグやパスタといった小さいお子さんが好む料理は違いますので、敬遠されるご家庭もあるかもしれません。でも、お正月という1年に1回の機会は、少し立ち止まって、日本文化を深く感じるもいいのではないでしょうか。おせち料理は私達にそのような機会を与えてくれます。

 

最近ではおせち料理といっても、フレンチおせちやイタリアンおせち、中華おせち、韓国おせちといったものもあります。日常の食事に近く、子供でも喜びそうなこれらのおせちは、おせちを全く食べないということに比べればいいかもしれません。でも、おせち本来の意味からは遠ざかってしまいます。お正月だからこそ「和」にこだわって、和風おせちを戴きたいものです。

 

和風おせちにもいろいろな種類があります。グルメショップが独自に作ったようなお節もありますし、百貨店などが販売する○○百貨店オリジナル和風おせちといったものもあります。それらはそれらで魅力的なのですが、この機会に是非試していただきたいのが料亭によるおせち料理です。

 

料亭というのは、私達にとっては普段は敷居がちょっと高い場所です。お値段も高いですし、そもそも一見の者は予約さえも受け付けてくれなかったりもします。でも、料亭こそ日本の食伝統を大切に引き継いでいる場所でもあります。料亭の板前さんは、長年にわたっての厳しい修行通して、日本の食の伝統を身につけて、私達に提供してくれます。

 

東京(江戸)、京都、日本全国の城下町を中心に、料亭はいまなお、長い歴史と共に存在しています。日本という国は、その土地土地で食文化が違いますから、それぞれの土地の、それぞれの料亭の良さがあります。京都おせちなども人気のおせちのひとつです。

 

どこの地域の料亭おせちにしようか迷ったら、東京の料亭のおせちをお勧めします。東京のおせちは万人に好まれる味付けになっていることが多いですし、やはり美味しいものは東京に集まっているということもあります(もちろん土地土地の食文化の良さがあるのは大前提です)。なだ万や青柳など東京を代表する料亭も存在します。

 

では、それらのおせちを購入するにはどうしたらいいのでしょうか。一番良い方法は、百貨店経由で予約することだと思います。高島屋や三越などをはじめとする百貨店では、毎年10月頃からおせち料理の予約販売を実施します。その中で有名料亭のおせちのコーナーがありますので、そこからいろいろな料亭が選べるようになっています。

 

人気の料亭のおせちは、早い時期に完売になってしまうことも少なくありません。特に冷凍でなく、冷蔵でお届けする生おせちは、用意できる数も非常に限られているので、あっという間に予約数に到達してしまうことがあります。毎年おせちを予約している人は、そのような現状を知っていますので、発売と同時に、すぐに予約を済ませてしまっているようです。今度のお正月は、あなたも是非、東京の料亭おせちをお試し下さい。