なだ万 おせち

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なだ万おせち

なだ万は、天保元年(1830年)に創業の老舗料亭です。創始者は灘屋萬助で、創業者の名前が店名の由来になっています。創業以来180年以上の歴史を重ね、常に味覚を追究してきた「なだ万」。

 

その大きな特徴は、創始者である灘屋萬助が長崎に入ってきた中国の卓袱料理と漢方の心得を取り入れたところにあります。この「なだ万」独自の料理の手法は、明治維新後に開業した長崎料理をベースにした大阪料理「灘万楼」によって大きく開花することになります。

 

その後、大正8年(1919年)ヴェルサイユ条約調印のために訪欧した西園寺公望公ご一行の料理番として、「なだ万」の店主が選ばれるなど、「なだ万」の独自路線をゆく料理は社会的に高く評価されてきました。このように「なだ万」は普通の日本料理店にはない独自の料理哲学を実践する路線を歩んできました。

 

また「なだ万」は世界各国に支店を開いており、シンガポール シャングリ・ラ ホテルには「シンガポール店(現:シンガポール なだ万)」が、クアラルンプール シャングリ・ラ ホテルに「クアラルンプール店(現:クアラルンプール ジパング)」、他にも「香港アイランド店」などがあります。

 

さらに「なだ万」では、長い歴史にあぐらをかくのではなく、新しい料理の開発にも力を注いでいます。「老舗はいつも新しい」をコンセプトに、日本料理の正道を守りながら、時代にマッチした味やスタイルを追究しています。「ミシュランガイド東京・横浜・鎌倉」においては星を獲得するなど、国内外から高く評価されています。

 

なだ万のおせちを予約できる百貨店の一覧
高島屋
三越
伊勢丹
大丸松坂屋
西武そごう
阪急百貨店
東急百貨店
小田急百貨店
京王百貨店

なだ万おせちレビュー(高島屋で購入)

 

毎年おせちは基本的に、なだ万の赤い二段重、値段は税込4万位の物に決めています。何度か、大増の三段ものや、行きつけの二子玉川のお寿司屋さんのおせちを試したこともあるのですが、やはり、詰め方の美しさや、重箱のしっかりした感じと、安定した美味しさが、なだ万より満足できるところが無く、結局は同じおせちに落ち着いている次第です。

 

12月1日に注文が済んだその後は、年末年始のあわただしさで、すっかり忘れていたのですが、きちんと指定通りの12月31日午前中に届きました。厚紙の包装に大きな保冷剤がついていていました。ほかのデパートに注文した時の話ですが、以前夕方になってもおせちがなかなか届かなくて心配になったことがあったので、早めのお届けはうれしいです。大晦日の夜は玄関先に出ることなく、落ち着いて紅白を見たいですからね。

 

元旦にお屠蘇をいただいた後、いよいよおせちをいただきますが、なだ万の朱色の美しい重箱は、お屠蘇の塗のセットと並んでもマッチして、お正月らしい華やかなテーブル作りにも一役かってくれます。お味は定番。いつもの味です。我が家でまず初めに無くなるのは、お魚ものですね。美味しいです。おせちなので味付けは少し濃いめですが、メロ西京焼きは主人の大好物で、あっという間に売り切れました。次の人気は真鱈の旨煮でしたでしょうか。こちらも味付けは少し濃いのですが、充分にお魚自体のの味がします。さすがにこの辺りは老舗の力ですね。

 

子供たちも、重箱を回しながら、おもいおもいに好物をとってゆきます。子供はやはり栗きんとんが大好きらしくお重、ひと回りで無くなってしまいました。たくさんの種類が少しずつ詰めてあるので、仕方ないのですが、栗きんとんの量はすくないかな、と毎年思います。栗きんとんだけ別に自分で作ればよいのですが、昨年末も果たせずに。これは私の反省です。

 

ほかに子供に人気なのは伊達巻です。甘さもちょうどよく、上品な香りがしてとてもおいしいです。こちらも、あっというまに売り切れました。80歳超えた義母が感心していたのは、花酢蓮根のしつらえです。花模様にくりぬいて切ってあり、芸術的な飾り切りになっています。お味も一流です。主人が珍しく、おいしいけどこれ何?と、聞いてきたのは、花百合根でした。こちらの飾り切りも美しいので、食べるのが勿体ない感じでした。

 

そして、私自身が気に入ったのは、黒豆と松笠烏賊でした。黒豆は甘すぎず上品にふっくら煮えています。3日めには一人でほとんど食べきってしまったほどです。烏賊は日本酒のおつまみとして、絶品でした。おかげさまで、今年もいいお正月気分を味わえました。